「travelgenio」海外格安予約サイトの近況に注目してみた

皆さんは「travelgenio」という格安航空券サイトを利用されたことは、ありますか?
旅行、特に海外旅行を考えた時に検索すると、必ず見かけるサイトです。

「思っていたより、安いかも」

驚きながら、予定を立てていきます。

こんなにフライトが安いと、ホテルに予算を使えるかも、他に予算をまわせるから利用してみようかな。

このような思考に陥ります。
しかし、こちらは注意しなければいけない、サイトのようです。

私は、旅行の予定をたてるときは、

「トランジットは長くても安ければ…」

妥協して、先に待ち構えている“楽しさ”を想像しながら格安予約サイトで検索していました。

そんな私でも、レビューや評価のサイトは、しっかりチェックします。

低評価やひどいレビューを見かける「travelgenio」を再確認してみましょう。
検証結果によっては、おすすめできない場合もあります。

ぜひとも、見極めてください。

目次

「travelgenio」という旅行代理店の詳細

「travelgenio」は2010年アルゼンチンの起業家マリアーノ・ペリッツァーリによって、設立された、スペイン マドリッドに拠点をおく海外格安旅行予約サイトです。

主に航空券を扱っており、ホテル・レンタカー・保険や送迎の予約ができます。

特徴

  • 価格の安さ
  • 多言語対応している
  • 日本語サイトがある(日本語予約画面や利用規約なども日本語表記)
  • スカイキャスナーなどの比較サイトなどにも掲載されることがある

2018年にオランダの会社「Otravoオトラボ」と合併
2020年アメリカのTravelportと新たにパートナーシップを結びました。

ここまでみると、歴史がありそうですが、検索していくとあまり良い評価がされていないようです。

口コミ・体験談まとめ

  • トラブルが非常に多い
  • 検索時の表示価格よりも支払い時の価格が高くなる率が高い
  • カスタマーサポートの対応が非常に悪い
  • 問い合わせになかなか対応してくれない
  • レビューサイトでは常に低評価
  • 2017年に詐欺まがいのことをして法的措置を命じられている

※法的措置の内容

  1. 購入できないほどの割安価格を表示して販売
  2. 購入者へ通知をせずに、当初の表示価格よりも多い額の支払い
  3. 表示価格に全ての料金が含まれていなかった

    調べれば調べるほど、状況がひどいです。
    2017年に法的措置が命じられてなお、改善が見られなかったのでしょう。

    「ドラマにでてくるような悪代官が、存在したのかもしれませんね」

    2022年12月 親会社のOtravo(オトラボ)は事業停止を発表しました。
    それでは、詳しくみていきましょう。

    「travelgenio」が受けた法的問題から破産まで

    「travelgenio」は2022年12月に事業停止をうけました

    具体的な法的措置の内容は以下の通りです。

    1. IATA(国際航空運送協会)がOtravoとtravelgenioのBSP(旅行代理店にて行われる販売、報告、送金手続きを容易に簡素化したシステムのこと)への参加を停止
    2. 従業員に対する法的義務が命じられた
    3. 2023年5月スペインとウルグアイで会社管理下のもと清算手続きが開始された
    しかし…

    特にウルグアイの従業員82名にたいして、法定期限がすぎても補償金が、支払わないという状況が続いたようです。

    「ひどい話です」

    「誰が私腹を肥やしているのでしょうか?」

    ユーザーへの重大な影響は?

    1. 余計なお金の出費
      • 購入価格よりもさらに高額な出費をしいられた
      • キャンセルや変更をしても履行されず、二重に航空券を購入させられた
      • 支払い後、航空券が購入できておらず予約が確定されていなかったことが発覚
    2. 無駄な時間の発生
      • カスタマーサポートが機能せず、自身の問題に時間を費やすことになった
      • 予約確認メールが届かず予約状況の確認に時間をつかった
    3. 精神的な苦痛を強いられた
      • 予約が確定しているかわからず、精神的にストレスを感じた
      • カスタマーサポートの不能の為、不満と不安が募った
    4. 旅行計画の混乱
      • 予約トラブルにより、旅行のキャンセルをせざるを得なかった
    5. 信頼の損失
      • オンライン上の予約サイト全般への不信感

    このような原因で2024年現在では、Travelgenioのサイトは閉鎖されています
    もう皆さんが、被害にあうことは、ないはずです。

    少しだけオンライン上の予約サイトをご紹介します。
    格安航空券を探すときに遭遇するサイトです。

    格安予約サイト

    Skyticket(日本が拠点)
    エアトリ(日本が拠点)
    Trip.com(中国が拠点)
    Expedia(アメリカが拠点)
    Flight Network/ Gotogate/ Mytrip(スェーデンが拠点)
    Skyscanner(イギリスが拠点)

    まだまだ、格安航空券のサイトはありますが、それぞれ特徴があり、便利なサービスが利用できます。

    この中にも注意しなければ、いけないサイトがあることは、事実です

    のんびり比較しながら検索してください。

    まとめ

    • Travelgenioという旅行代理店の詳細
    • travelgenioが受けた法的問題から破産まで
    • ユーザーへの重大な影響は?
    • 他の格安予約サイトの紹介

    「travelgenio」のサイトに注目してみてきましたが、今までどれくらいの人がトラブルに巻き込まれてきたのでしょうか?

    しかし、利用された全ての人が、トラブルに巻き込まれたとは、考えにくいです

    検索をすすめていくと「カスタマーサポートが神対応だった」というブログも見つかります。

    どこでどう間違えたのか分かりませんが、「旅行」という二文字には色々な思いが込められています。

    私は、個人的に好きな国がスペインです。
    以前、留学をしたり、一人旅をしたりと様々な思い出があります。
    時間の経過は、ヨーロッパならではの時の流れがありました。

    「郷に入っては郷に従え」

    私は、心地よい時間を過ごしていました。
    今回「travelgenio」を調査していくうちに、当時の留学のことを思い出し、

    「Que sera, sera!(ケセラセラ)」

    なんとかなるさ、行き当たりばったり、運を天に任せる、などスペイン人らしい言葉がならびます。

    かばうつもりはないですが、ビジネスの上で、お客様に迷惑をかけてはいけません。

    私、個人の意見ですので、広い心でお許しください。

    トラブルのない、楽しい旅をしたいですね!

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